◯ 虹色の季節を繋ぐ詩

~無意識で永遠を感じる~

Photo & texts by Daisuke Kinoshita

daisuke+feb

時間って不思議なものですね。楽しいことをしていると、1日なんてあっという間に過ぎてしまうのに、つまらないことをしていると、10分だってとてつもなく長い。たまに楽しいことをしていても、長く感じることもあります。

頭をフル回転させて無我夢中で頑張っていれば1日の仕事はすぐに終わるし、何もやることがなくて暇な時が続けば、時計の針が遅く進むのを感じます。

このように、人の捉え方によって、時間というものは長くも短くもなります。

時の流れは実は存在していなくて、自分の感覚で感じるもの。その感覚を、時計の針や外の景色と重ね合わせて、「もうこんな時間なんだ」「まだこんな時間なんだ」という風に言ったりします。結局最後は、自分の感覚が決めているのです。

遅くなったり、速くなったり。私は、速く感じるか、遅く感じるかということはあまり重要ではないと思います。本当に今を生きるために大切なのは、「一瞬一瞬を永遠のように無意識に感じること」だと思います。

一瞬一瞬を永遠のように感じられている時は、あの時どうだった、とか、これからどうしよう、という、過去と未来の概念がなくなります。逆に、どれだけ楽しくても、「これが一生続けばいいのに」、と思っているのは、今を生きていません。

その刹那を永遠のように感じるためには、頭を働かせないことです。あらゆる先入観をなくして、直感を研ぎ澄ませ、体で感じること。この感覚を何度も自分なりの方法で試してみて、失敗して、「あ、この感覚かも知れない」というのを増やしていければ、人生の中でたくさんのことを体感し、その人なりの「豊かさ」を得られる機会が増えていくのだと思います。

 

★★★

Forever Crystal

透明な色の雫が

カラリと音を立てて落ちていく

すべての感情を包み込む

遠い遠い場所で

ポケットに残ったものは

君がくれた小さなビー玉で

水晶のように光輝く

どこへ向かうのかも知らずに

永遠の瞬間を

未来って呼ぶんだって

教えてくれたね

煌めく雫の音が道標

優しい音色を辿れば

また君に触れられるね

他には何もいらない

誰にも分からない

誰にも感じられない

約束の場所に帰るために

1つになるために

永遠に生きて行く

back-issue

◯ 虹色の季節を繋ぐ詩

daisuke_profil

Daisuke Kinoshita/詩人、小説家
Facebookページ、Secret Words from the Heartにて、日本語や英語を織り交ぜた、季節感のある様々な詩を公開。アコースティック・ギターやオカリナの音色に乗せて、詩の朗読も行う。
留学生 の、ひと夏の恋を描いた小説、「麦わら帽子のMia」は、DLmarketにて電子書籍で発売中。その他の主な著書には、宇宙人との約束の物語「約 束の砂時計」、英詩集「Commencement」等。情緒豊かな、優しい言葉や暖かい言葉で、読者がそれぞれの幸せを見つける手助けをすることを信条と する。